サンタ・ムエルテと民俗カトリック主義
フォーク・カトリシズム
(Folk Catholicism、民衆カトリシズム)は、
世界のあちこちにあるカトリックの諸共同体で
実施されているカトリシズムの多様な諸相である。
外部の観察者によって「フォーク・カトリシズム」であると
認められた習慣は所によってさまざまであり、多くの場合、ローマ・カトリック教会の公式的な教義とも異なっている。 フォーク・カトリシズム的風習の諸形態には、
非カトリック信仰との混淆に基づくものもあり、
カトリックの諸聖人と非キリスト教の諸神格との
混淆を伴うこともある。こうしたフォーク・カトリシズムの
諸形態の中には、カリブ諸国やブラジルでのカトリシズムと西アフリカの宗教の混淆(ハイチのヴードゥー教、
キューバのサンテリア、ブラジルのカンドンブレを含む)のように、別個の宗教と認識されるようになったものもある。同様にカトリックの慣行と
アメリカ原住民ないし土着民の信仰体系の間にも
複合的混淆がある(多くの事例のうち2例を挙げるならば、グアテマラのマヤ族の共同体やペルーのケチュア族の共同体にみられるような)が、これらは一般的には別個の宗教として名指されることはない。その従事者は
一般に自分たちを「よきカトリック教徒」と考えている。
【Wikipediaより引用】